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お知らせ

新学科1年生,産官学連携⑤サイエンス講座として,福井工業大学から教授と学生を招いて,生物系・化学系の2講座で実験を行いました。

 新学科1年生の希望者35名が12月27日の午後に,本校で福井工業大学環境情報学部環境食品応用化学科から2人の教授と大学生8名による生物系・化学系のサイエンス講座を実施しました。

 夏に行った時と同様に,白衣が配付され実際に着てみると,にわかに科学者のように見えると生徒たちは盛り上がっていました。ガイダンスの後,それぞれの部屋に分かれて実験を行い,考察,結果発表,まとめを行いました。

 生物系のαコースでは,古澤 和也 教授,4名の大学生により「動物細胞の観察と培養肉製造体験」のテーマで,ニワトリのモモ肉由来の筋芽細胞と、コラーゲンゲルを組み合わせて線維状の培養肉をつくりました。近年,世界人口増加に伴い、食肉の需要が世界的に増加しているが,畜産農業は環境負荷が極めて高いためこれに代わるタンパク質製造技術に注目が集まっているとのことでした。

 化学系のβコースでは,蔵田 浩之 教授,4名の大学生により「分子の世界を垣間見る ~香る小分子と世界最初の人工高分子の合成~」のテーマで,多様な分子のうち,フルーツや消炎鎮痛剤の香り・匂いの元となっている小さなサイズの分子と,私たちの日常生活に欠かせない人工高分子のうち,世界で最初に合成されたナイロン-6,6の合成を行いました。

 大学での研究を実際に自ら実験を行うという貴重な体験が出来,学術的な研究や先進的な科学について学ぶことで科学に対する興味・関心を高めることが出来ました。

 

 

 

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