Features
学科の特徴
学際フロンティア学科

特徴
1
福井県初の進学型専門学科として、あらゆる入試に対応するとともに、Society 5.0を見据えた、生徒主体の学びを実践します。
- 週32単位とし、協働的な学びや個別最適な学びを実践していくことで、生徒の主体性を高めていきます。
- 6限授業の3日間に7限目を活用した「フロンティア タイム」を実施します。本校教員による教養講座やオンライン講座などを生徒の興味・関心に基づき、一人ひとりが選択し、計画を立てて学習します。
- 3年間を通した、HINO・QUEST(本校における探究的な学び)を実践します。HINO・QUESTは、グループでの探究を基本として、フィールドワークを充実します。
- 選択型研修旅行(海外および国内の研修旅行から選択)を実施します。
2
入学時は一括募集、2年次に志望・適性などによって3つのコースから選択します。
- フューチャー・サイエンスコース(理数探究):FS
将来、大学や研究機関で実験・実習を進めていく人材を目指す方々のコースです。理数系科目を中心に授業を展開するとともに、大学や研究機関において実験や実習を行う、英語の授業等で英語論文を用いるなど、大学進学後に留学生や研究者と議論するための基礎を学びます。 - フューチャー・クエストコース(地域探究):FQ
地域の課題探究を中心に活動し、課題の解決策を提案するだけでなく、実践することを目指します。大学進学後も継続的に探究活動を続けていけるよう、大学との連携を進めるとともに、行政や地域のコミュニティーとの連携も深めます。 - グローバルコース(国際交流):GB
ニュージーランド、オーストラリアにある姉妹校との毎年の相互訪問交流や、シンガポールでの語学研修(ホームステイ有)ばかりでなく、定期的なオンラインでの海外交流も行っています。2年次には週8時間、3年次には週10時間の英語の授業で英語運用能力をネイティブ並みになるまで向上させます。
3
少人数での授業や複数の教員による授業を行い、きめの細かい学習サポートを行ないます。
- 1年次は、習熟度別クラス編成により、2クラスを応用クラス、3クラスを標準クラスの計5クラス体制とし、すべての生徒の学力の伸長を図ります。
- 1クラスの人数を30人以下とし、数学や英語等において、少人数での授業や複数の教員による授業などきめ細かく学習をサポートします。
普通科
特徴
1
「国際科を併設する普通科」の利点を最大限に生かした教育をしています。
- 世界各国の高校生と一緒に授業を受ける機会が何回もあります
(2019年度は、台湾・オーストラリア・米国・ニュージーランド・セルビア・シンガポール etc) - 英語4技能の強化に力を入れており、大学受験時に必要と指定されることが多いCEFRのA2レベル(高校中級程度)の資格を、高校1年の終了時には9割近くの生徒が取得します。
- 地域の課題を発見・分析し、解決策の提案・実践を進めていく探究プログラム〔Hino・Quest〕により、グローバルな視点で視野を広げて自分の考えをまとめ・発信する時間を設けています。
(2021.9に、探究プログラムでの実践を発信する高校生ワールドハピネスフォーラムが進行中です。)
2
「子どもの読書活動優秀実践校」として読解力の育成を進めています。

- 生徒1人あたり年間20冊を超える図書館利用率、1・2年生のビブリオバトル(知的書評合戦)等の活発な読書活動、朝の読書タイムや速読時間の設定により、高い読解力が身につきます。
(2019年は、国立情報学研究所によるリーディングスキルテストにも参加し、読解力育成に関する研究も積極的に進めています)
3
「本当に子どもの力を伸ばす学校」として学習指導に力を入れています。
- 1年次より特設クラスを設置し、応用発展的な学習指導にも力を入れています。(特設クラスでは約8割、普通クラスでは約2割が4年制国公立大学へ進学します。)
- 2年生からは進路に応じて、文系と理系に分かれます。(文科省のSSH指定は受けていませんが、理系クラスでは県サイエンスラボや理数グランプリ等でSSH校と同様の活躍をしています。)
- 土曜や長期休業中の課外学習の他、夏季・春季には別途進学学習会を通して、進路希望に応じた学習指導にも力を入れています。
行事
4月
「オリエンテーション」

一昔前のように暗記一辺倒の勉強では、これからの時代に求められる能力は身につきません。
入学最初の段階でどのような意識で学ぶ必要があるのかを体感する時間を設けています。
5月
「日野登山」

本校のスクールモットーはHINOISM(Healthy Intelligent and Noble like Mt.HINO)です。
そこで、開校以来の伝統行事として日野登山を実施し、仲間と協働して心身を鍛える時間をつくっています。
7月
「校内ビブリオバトル」

小グループに分かれ、グループ内で参加者それぞれが自分が面白いと感じた本を数分間で紹介。
その後ディスカッションを経て、「どの本が一番読みたくなったか?」を基準とした投票を行うものです。
本校では、校内ビブリオバトルを経て代表者が参加する県大会では毎年優秀な成績を収めています。
8月
「進学学習会」

全学年実施する夏季補習の他に、3年生は集中して受験勉強に取り組む「進学学習会」が開かれます。
この学習会には本校教員が担当する学習会Aと予備校教員を招聘して実施する学習会Bがあり、両方を受講することで一段と進学に対する意識を高めていきます。
10月
「選択型研修旅行」
生徒一人ひとりが、行き先として屋久島などの国内とシンガポールである国外を選択します。また、それぞれにおける研修内容を選択します。
11月
「学問発見講座」

大学の先生方をお招きし、各分野の最先端の技術や大学での学びについて教えていただきます。例年、この講座を受講することで、より進路志望が明確になるようです。
3月
「卒業式」

3年間過ごした学び舎・友達・後輩達とのお別れの日です。
課程

国際科
真の「グローバル人材」の育成を目指して

「グローバル人材」とはどんな人のことでしょう。
例えば海外に進出し、外国人と会話しながら商談を勝ち取っていくような、エリート層、特別な人というのがこれまでのイメージでしょうか。
しかし、もはやグローバル化は海外でのみ起こっている現象ではありません。
今日の日本国内、目の前の地域社会でも起こっており、訪日外国人や外国人労働者と話したり、一緒に働いたりすることが日常的になっています。
つまり、今日求められている「グローバル人材」とは、ある特別な分野で活躍する人のみを指しているのではなく、国内外を問わず、外国の方々と意思疎通を図り、協働して問題を解決していこうとする人材のことなのです。
本校国際科は開校以来変わることなく、国際社会に、または地域社会に、英語力を活かして貢献できる人材の育成を目指しています。
<国際科が重視するソフトスキル>

- 英語コミュニケーション力
その場でお互いにやりとりできる - グローバル課題への考察力
グローバル社会を取り巻く課題の解決策を探ることができる - キャリアビジョン
広く社会に貢献する将来の自分を描くことができる - 異文化対応力
異なるものと、共生・協働できる
そのため、国際科の英語教育は、より効果的な指導法を目指し、絶え間ない研究を積み重ねています。
SELHiをはじめとする数々の研究指定を受けてきたことや、パーマー賞を受賞したことがそれを証明しています。
- ※SELHi・・・
- 文部科学省が英語教育の先進事例となるような学校づくりを進めることを目的とした事業。本校は、平成16~18年の3年間、指定校としてカリキュラムの開発や大学・中学との連携などの実践研究を行ないました。
- ※パーマー賞・・・
- 一般財団法人語学教育研究所が、日本における外国語教育の改善発展のために顕著な成果を収めた個人、学校、団体に対して贈呈する賞。日本における外国語教育界最高の賞とされています。本校は、平成9年に受賞しました。
国際科の特徴
1
自分なりの高校3年間のキャリアビジョンを描ける
国際科の英語のカリキュラムは、上記のソフトスキルを育成するために、3年間に行われるすべての授業を有機的に結び付けて開発されています。
したがって、仮に高校時代に留学をしなくても、上記のソフトスキルの習得は可能です。
入学してから、自分の適性や進路希望に合わせて高校3年間のキャリアビジョンを描くことができます。
2
授業と語学研修で実践的な英語コミュニケーション力をつける

年間の授業では「聞く、話す」ことを重視しています。
スピーチやプレゼンテーション、ディベート、各種コンテスト、英語セミナー等、3年間のカリキュラムの中に効果的な発信の場を設けています。
段階毎に自分のコミュニケーション力の向上を実感しながら進むことができます。
その発信の場の一つとして、2年次の秋、国際科全員が語学研修旅行を行ないます。
英語のみで研修が進められ、実践的英会話力を伸ばし、異文化への理解を深めます。
3
盛んな交流活動
本校では交流活動に積極的に取り組んでおり、さまざまな国籍の留学生を受け入れています。
長期留学生の受け入れは過去4年間でアメリカから1名、オーストラリアから1名、タイから1名、受け入れています。
また、本校国際科は海外に3校の姉妹校を持っています。
互いが訪問し合い、授業に参加したり、ホームスティをします。毎年1~2校の姉妹校が約1週間の日程で本校を訪問してきますので、コミュニケーション力を試す良い機会となっています。
近年では、アジア諸国からの訪問依頼も増えつつあります。中国、韓国、台湾などから高校生が本校を訪れ、交流をしています。
※姉妹校:ザビエル高校(オーストラリア)、ワシラ高校(アメリカ)、リッカートン高校(ニュージーランド)
友好校:パーマー高校(アメリカ)、グッドカウンシル高校(オーストラリア)
また、地元の小学校を訪問し、外国語活動の支援ボランティアも行っています。




4
海外留学の道
留学は必須ではありませんが、留学を検討するための環境は常に整えております。
自分の学びのプロセスに合わせて、留学先や長期・短期留学を選択できます。
短期の場合、海外姉妹校への留学プログラムがおすすめです。(約2週間で25万円ほど)
長期留学は過去4年間でアメリカへ5名、ニュージーランドへ2名、ドイツへ2名派遣しています。
留学から戻った時には、進路希望に応じて所属学年を選択できます。
(費用は130万~290万円ほど。派遣先やプログラムの内容により異なります。)


5
自分のキャリアビジョンの実現に向けて
多くの生徒が将来のキャリアビジョンを描き、そこに近づくための進路先を選択していきます。
高校時代に留学しなかった生徒の多くは、大学時代に留学しています。
高校時代にする留学と、大学時代にする留学、一人ひとりの生徒にとって目的が異なります。
いつ、何をするか、それはすべて自分のキャリアビジョンによります。
本校国際科は、生徒一人一人のキャリアビジョンの実現をサポートしていきます。

「国際科は進路が限られてしまうの?」 — No!
本校国際科の進路先は、語学系学部への進学が最も多いものの、その割合は3割程度です。語学系学部に進学しなかった生徒の中には、海外での医療ボランティアが目標で看護系に進んだ生徒もいます。また、外国籍の子どもが増えてきたので、英語が話せる保育士になりたいと福祉・教育系に進む生徒もいます。企業で英語を使ってバリバリ働きたい生徒は経済学部などに進みます。大切なことは、英語コミュニケーション力を一つのツールとして、自分がやりたいことは何かを考え、その目標に近づく一歩を踏み出すことだと捉えています。
行事
1
「姉妹校や友好校との交流」
毎年、姉妹校や友好校との交流を行っています。令和元年度はオーストラリアのザビエル高校から、生徒15名と引率教諭1名が来校し、ホームステイをしながら本校に通って一緒に授業に参加しました。(写真1~3枚目)
5月には、台湾の高雄市立女子高級中学校の46名が本校を訪問し、伝統的な踊りを披露してくれました。その後授業に参加し、一緒に勉強しました。(写真4~5枚目)





2
「姉妹校派遣」
令和元年度の姉妹校派遣は、生徒16名と引率教員2名で、ニュージーランドのリッカートン高校に行きました。授業中に、自分から積極的に話しかけ、質問をし、目をしっかり見て現地の生徒とコミュニケーションをとる姿勢は、普段の授業からの成長を感じられました。ホストファミリーと過ごした時間が何より貴重な経験だったようで、出発時の空港では別れを惜しんでいました。




3
「校内スピーチコンテスト」
毎年1学期の最終授業日に1,2年国際科で校内スピーチコンテストを行っています。
各クラスの予選を勝ち抜いた1年生は各クラス1名,2年生は各クラス2名が国際科全員の前でスピーチを披露します。
各学年の1位になった生徒は10月に行われる県スピーチコンテストに学校代表として出場することになります。



4
「語学研修」
国際科では、2年生がシンガポールへの語学研修に参加します。
研修では、シンガポール国立大学で大学生と交流したり、班ごとに企業インタビューや現地リサーチを行います。
ホームステイでは、文化や習慣の違いを実感しながら交流を楽しんでいます。
授業で学んだことを実際に使って、充実した4日間を過ごすことができます。
コロナ禍においては、国内での語学研修を予定しています。



5
「国際科英語セミナー」
毎年2月に、1年生国際科英語セミナーを開催しています。
県内から15名程のALTに参加してもらい、本校ALTも加わって1日中英語を使って活動したり、英語でコミュニケーションをとったりします。ディベートやダンス、グループごとのオリジナルスキット(芝居)など、英語を楽しく使う1日です。



6
「大学の先生方の講演会」
毎年,国際関係学などを研究されている大学の先生方の講演会を行っています。
先生方の使用言語は多くの場合英語です。
日頃の授業で培ったリスニング力を生かして,生徒たちはその大部分を理解できています。
講演会の後の質疑応答でも多くの生徒たちが積極的に質問しています。


7
「オープンスクール」
8月に開かれるオープンスクールは、中学3年生と保護者に分かれて説明会を行いました。
国際科の生徒が授業やイベントについてわかりやすく説明し、参加した中学生からは非常に好評でした。


課程
