Q and A
中学生の皆さんへ

学校生活について

 広辞苑第六版によると、学際とは「いくつかの異なる学問分野が関わること」、フロンティアは「未開拓の分野、最前線」という意味です。この二つの意味を合わせて、「未開の自分を開拓し,未来の自分を切り拓く」という意味で捉えてください。つまり、中学生の現在の自分は将来どのようなことに興味を持ち、どのように社会に参画していくのか今はわからない。高校に入って、一つの学問分野だけでなく、いろいろな学問分野に興味を持ち、授業、探究活動、学校行事などを通して、未来の自分の進むべき道を切り拓いてほしいという思いを込めています。いろいろなことから最終的に選択するのは自分自身であるという思いもしっかり持ってほしいと考えています。

 武生東高校が従来から行っている、5教科を中心とした大学進学指導は今後も力を入れていきます。2年次から3コース(フューチャーサイエンス、フューチャークエスト、グローバル)に分かれます。3コースすべてにおいて、生徒の志望・適性に合わせて習熟度別クラス編成(応用クラスと標準クラスを設定)を行います。また、生徒が2年次から3年次に進級する際、志望や適性に応じて応用クラスと標準クラスとのクラス間の入れ替えはあります。

 コースの特徴をより鮮明に示しましたので、コースでの「Hino ・Quest」等の取り組みが、大学進学に生かすことができます。今後、様々な大学が学力のみの入試から、高校における様々な取り組みを評価する入試での合格者を増やす傾向にあります。国公立大学においては30%を超える大学も出てきています。5教科を中心とした試験による入試以外に、高校での取り組みを評価する入試を受ける機会が増えることで、受験の多様化が図られています。本校では、多様な入試に対応できるよう、様々な取組を行っています。

 他校では学校全体ではなく、学年の一部に新学科が設立され、注目を集めています。他校では1年次から決まった学科・コース(途中から変更できない)で3年間、学習していきますが、本当にその学科でいいのか、ついていくことができるのかなど不安があるのではないかと思います。高校に入ってじっくり自分の適性ややりたいことを考えつつ、様々な学びを通して、2年次にコースを選択することで、その不安を少しでも軽減することができます。また、習熟度別クラスの選択も併せて行いますので、自分の将来を考え、応用・標準のどちらかを選ぶ時間もあります。

 また、クラスの生徒数を含めて、少人数での学びを実現しており、一つの学科ということもあるので、一人ひとりの生徒の進路実現を図るためのきめ細かい指導・支援が可能です。

 4月は日野登山や遠足。7月は球技大会。9月は学校祭(合唱コンクール含む)。10月は2年生が選択型研修旅行、1、3年生は遠足。詳しくは本校のHPをご覧ください。行事が終わるとすぐにその様子を掲載しています。その他、情報モラルなど様々な講演会もあります。武生東高校ならでは行事としては次のようなものがあります。①日野登山(本校が開校以来続いている伝統行事)②進学学習会(3年生の春休みと夏休みに特別講義や勉強会を実施)③国際理解講演会(世界的に活躍している方からの講演)④ビブリオバトル(1、2年生がおすすめ本を紹介し、読みたくなった本をバトル形式で決定)④高校生による国際会議(ワールド・ハピネス・フォーラム)。また、同窓会で卒業生が集まったときは、①日野登山の話で盛り上がることもあるようです。

 令和3年度は、遠足や修学旅行・研修旅行(山陰地方:福井県の公立高校のうちで、県外修学旅行を実施した高校は数校しかありませんでした)を実施しました。「コロナ禍にあっても学びは止めない」という方針で、可能な限り、感染対策を徹底して行い、学校行事を実施していくことに注力しています。

 探究学習は「Hino Quest」という名称と内容にかえて4年目を迎え、1年次は個人探究。2、3年次はグループ探究という枠組みが確立しています。フィールドワーク(校外に出かけていき、福井大学をはじめとした大学・越前市役所をはじめとした行政機関・地域の人たちとで協働して課題解決にあたる取り組み)を中心として、提案・実践するグループが多数出てきています。例えば、「LGBTQ+」の啓蒙に取り組むグループは、越前市とタイアップして中学2年生に対して、パンフレットとバッチの配付など目に見える形での実践を行いました。過去には、越前市とタイアップし、「コロナに負けるな!!体操」を理学療法士とともに考案し、普及を図りました。これからも、地域の課題等に真摯に立ち向かい、解決に向けた取り組みを加速していきます。この他にも「音」についての理科的な探究をしているグループもありました。これらの取組は生徒の進路選択、大学の推薦入試等に大いに生かされています。

 大学での学びについて昔は講義中心でした。しかし、様々な分野で大学と大学外の機関との連携が始まっています。例えば、ある街の建物をデザインすることに対して、大学が積極的に関わるなど、地域とのつながりを意識した取り組みが増えてきています。

 そのような大学の教育改革の流れの中で、大学入試にも高校における取り組みを評価する推薦入試が導入され、その枠は年々増加しています。国立大学協議会(国立大学をまとめる組織)において、30%まで増やすよう提言されています。文部科学省も入試を含めた高大連携(高校と大学が連携)を柱とした事業を積極的に行うよう求めています。「Hino ・Quest」は調べ学習による発信ではなく、フィールドワークを基本とした提案・実践を目指しており、推薦入試では自分の課題探究の解決等から、大学に評価してもらえます。事実、過去において、筑波大学や福井大学などに入学しています。また、大学・行政・NPO法人・民間会社・地域と関わりを持ちながら、「Hino Quest」を実践しているので、物事の進め方や新しい視点の導入など高校生だけでは持つことはできない貴重な経験ができます。この経験により、大学入試はもちろんのこと、大学での学びや社会に出てからの学びに大いに役立つと考えています。

 武生東高校は地元を支える学校です。世界に大きく羽ばたいていく人がいる一方、地元に残り、地元を盛り上げていく人材も必要と考えています。身近なことについて課題を見つけやすいこともありますが、身近な地域の課題に目を向けることで、より親近感・課題意識をもてるとともに、地域の人たちと協働する大切さを学んでほしいと考えています。この協働する経験を通して、生徒一人ひとりが社会を支えていく上で大きく生かされると考えています。

 ペア学習やグループ学習を取り入れながら、ICT機器を活用しています。もちろん、すべてがこのような授業とはいえませんが、大学入試で必要な学力を身につけられるよう各先生方が工夫をしています。いろいろな活動を取り入れた、アクティブな授業をすることで、生徒一人ひとりが授業の理解を深めています。また、3観点による評価を通して、生徒への指導のあり方を常に考えながら進めていくことになります。

 1年生においては、1クラス26、27人と少人数で授業を行うことに加えて、習熟度別クラス編成を行っています。応用クラスが2クラス、標準クラスが3クラスで、標準クラスでは数学は3クラス4講座展開し、人数を約20人として、きめ細かいサポートを行っています。また、英語では、ALT2人と英語の教員1人の計3人で授業を行う「デベート・ディスカッション」という授業もあります。

 主に自転車で通学していますが、公共交通機関を利用したり、保護者等の自家用車で通学したりしています。

 JR武生駅を出発するバスが朝7時台に2本、8時台に2本あります。また、本校を出発するバスが16時台に1本、17時台に2本、18時台に1本あります。

 また、定期考査のときや、土日の模擬試験のときにはバスを増便するなど、生徒が不便にならないようバス会社に要望し、実現しています。

部活動について

 運動部は野球、陸上、バレー(女子)、バスケット(男女)、ソフト(男子)、サッカー、テニス(女子)、卓球(男女)、バドミントン(男女)、弓道(男女)があり、文化部は吹奏楽、書道、美術、茶道、華道、ESS、放送、演劇、合唱、理科クラブがあります。

 令和3年度に、運動部では弓道部が北信越大会に、文化部では放送部が全国大会に出場しました。

  ※下線部分の部活動は令和5年度に廃部予定

進路について

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