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お知らせ

新学科1年生,産官学連携②サイエンス講座として,学校で太陽観測会(プロミネンス)を行い,太陽についてのレクチャーがありました。

 新学科1年生9名が7月27日の午後に,本校のオレンジガーデンで太陽観測会を行いました。セーレンプラネット(福井市自然史博物館分館)から長谷川分館長,須藤学芸員,上山企画・交流指導員をお招きして,太陽についてのレクチャーをしていただきました。朝から曇りで昼からは雨という天候不順が予想されるなか,願いが通じて時折顔を出した太陽を観測し,サイエンス講座を実施することが出来ました。

 講義では,太陽が恒星の一つであること,太陽光の成分(分光),太陽面の現象(水素α)について具体例をあげて説明されました。電磁波の波長と太陽スペクトル(異なる色)など,各国が人工衛星などのデータで太陽を様々にカラー画像処理したものによって磁場、ガス,プロミネンス等がわかりやすくなり,理解することが出来ました。

 実際の太陽観測では,持参していただいた天体望遠鏡を使って,太陽黒点、プロミネンスを見つけ,太陽と映る像の違いなどの質問で盛り上がっていました。日頃から目にする機会は多い太陽ですが,今回のように科学的に捉えることは少なく,生徒たちも新しい発見が多くあったようです。

 生徒は,太陽の表面温度が6000度というのはどうして分かるのか? コロナとプロミネンスの温度が違うのはなぜか? プロミネンスはどこに出来るのか? スーパーフレアが起きると生活にどのような影響が出るのか? など事前学習で疑問に思ったことを質問していました。講義や観測を通して,現象から探ることの意義を理解する貴重な体験をすることが出来ました。

 

  

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