１年生のクエストコース選択者54名が2月13日の午後に，本校で，越前市役所観光誘客課と市民共働課から職員を招いてプレ講座を実施しました。

　新学科では，２年次にフューチャークエスト・フューチャーサイエンス・グローバルの３コースに分かれます。クエストコースには，２年次に地域学やＨＱ（探究）の時間があります。そのため１年次からプレ期間を設定し，地域の課題を自分事として捉え，現状を理解する中で課題を発見し，課題を解決する方策を考え実践することで地域に貢献できる力を身につけることをめざしています。今回は，1月25日の１回目に続いて外部講師をお招きして越前市市政出前講座を行いました。

　市のシティセールスのコースでは，村田和史様より「越前市の観光について」のテーマでお話を伺いました。越前市の人口減少に対して，地方に人を呼び込む施策についてグループディスカッションを行いました。越前市の特徴として，３つの伝統工芸品，ふるさと納税をあげられ，にぎわい創出事業の説明では，武生中央公園のリニューアルや紫式部の大河ドラマが令和６年に放送することが決定したことを起爆剤として，これからどのように展開していくべきかを考えることが出来ました。

　市民協働のコースでは，間所祐丞様，黒澤竜聖様より「協働ってなんだろう？」のテーマでお話を伺いました。市民がやりたいことを支援する課であり，武生東高校生も参加する越前市支援事業のアイデアを今後も出して欲しいと依頼されました。

　現場で実践する社会人の話を直接伺ったり，専門的で具体的な内容の説明や紹介をして頂いたりと貴重な体験が出来，これからの地域社会に必要な機能や施設とは何かを探究することで身近な地域の将来に対する興味・関心を高めることが出来ました。