2年生の選択型研修旅行の国内コース(鹿児島・種子島・屋久島方面)の選択者が、事前研修として、7月25日に福井県立文書館、26日に福井工業大学を訪問しました。
福井県立文書館では、企画主査の田川雄一氏から「幕末の松平春嶽・橋本佐内(福井藩)と島津斉彬(薩摩藩)」というテーマの講義を受けました。研修旅行で訪問予定の仙巌園に関係する人物である島津斉彬について、薩摩藩の繁栄の背景や福井藩との関係性など、詳しい説明を聞くことができました。文書館で保存してある貴重な歴史資料も見せていただき、「本物」に見て触れてくることの大切さを感じていました。
福井工業大学では、環境情報学部の笠井利浩教授による講義を受けました。笠井教授は、水不足地域において雨水を利用した安全な飲料水の確保の研究の第一人者であり、現在も長崎県の五島列島の離島での研究をされています。雨水というものがきれいであることに生徒たちは衝撃を受け、雨水の活用が持続可能な社会形成へとつながることを認識していました。生徒たちが訪問する屋久島は水が豊富にあるため、今回の講義を受けて、現地を訪問することで、より深い学びや体験につなげるきっかけになったと思います。