1年生27名が12月24日(火),本校で福井工業大学環境学部環境食品応用化学科から先生方4名と大学院生さんなど4名にお越しいただき,食品系および環境系の実験を行ないました。
まず,実験の心構えなどのガイダンスが行われ,2コースがそれぞれの部屋に分かれて実験や実習を行い,考察,結果発表,まとめを行いました。
食品系のコースでは,「食品の成分と簡単な食品科学実験(糖度測定,褐変反応)」のテーマで,ご飯を対象とした糖度の実験,糖やアミノ酸溶液を使った褐変反応を学びました。ご飯のデンプンが酵素によって分解されていくことを糖度計で確認しました。また,食品の褐変反応は誰でも体験しているものであり,食品の褐変反応についてどのような成分が褐変反応を起こすのかを学びました。
環境系のコースでは,「自作簡易吸光光度計を用いたアンモニア態窒素の定量」のテーマで,簡易的な自作の吸光光度計を製作し,インドフェノール青法で水中に含まれるアンモニア態窒素の定量分析を行い,インドフェノール青法によるアンモニア態窒素の定量法と吸光光度計の基本構造を学びました。
大学での学術的な研究や先進的な科学について学ぶことでいっそう科学に対する興味や関心を高めることができました。